このブログを検索

2010年5月30日日曜日

nVIDIA 3D VISION をCRTディスプレイで動かす

発売当初から欲しいなぁと思っていたnvidiaの3D VISIONですが、他にも専用液晶ディスプレイを買わなくちゃいけないし、店頭デモだとあんまり印象良くないし、と、保留していました。


しかし条件を見るに、我が家のブラウン管の、CRTの、陰極線管のディスプレイでも、3D VISION本体だけ導入すりゃ見れるんじゃねぇの?と思い、入れてみたのですが、内蔵ビデオ+8500によるなんちゃらSLIでは力不足だったようで失敗。
(この推測が正しいかどうかは不明)

そんなわけで、ビデオカードを新調、ついでにWindows7を導入したところ、無事3D映像を見ることが出来ました。
参考までに現在の環境を書いておきます。興味があって、ディスプレイ持ちの方は試してみる価値はありますぜ。



プロセッサ Intel(R) Core(TM)2 Quad CPU Q9550 @ 2.83GHz

メモリ (RAM) 8.00 GB
グラフィックス NVIDI GeForce GT 240
ゲーム用グラフィックス 4095 MB の 利用可能な総グラフィックス メモリ
プライマリ ハード ディスク 空き 164GB (合計 244GB)
Windows 7 Ultimate

システム
--------------------------------------------------------------------------------
製造元 Gigabyte Technology Co., Ltd.
モデル GA-E7AUM-DS2H
システム メモリの合計 8.00 GB RAM
システムの種類 64 ビット オペレーティング システム
コア プロセッサの数 4

グラフィックス
--------------------------------------------------------------------------------
ディスプレイ アダプターの種類 NVIDIA GeForce GT 240
利用可能な全グラフィックス メモリ 4095 MB
専用グラフィック メモリ 1024 MB
専用システム メモリ 0 MB
共有システム メモリ 3071 MB
ディスプレイ アダプターのドライバー バージョン 8.17.11.9745
プライマリ モニターの解像度 1600x1200
DirectX バージョン DirectX 10


ディスプレイのスペック
--------------------------------------------------------------------------------

RDF223G NEC三菱電機製品名
サイズ 22インチ
管面形式 アパーチャーグリルフラット
水平走査周波数 30~140kHz
垂直走査周波数 50~160Hz
入力信号 アナログRGB
映像入力端子 ミニD-Sub15ピン×2
サイズ(W×D×H) 495×471×484.5mm
重量 29.3kg



■デモを見る
とりあえず、nVIDIAに置いてある各種デモを見てみました。
映画館で見る平面な絵が前後に並んでいるシャドウボックス的なものとは違い、なんというか生々しいというか瑞々しいというか、ちゃんと地続きに立体に見えます。いや、かなりひいき目ですが。

同様に置いてあった動画も見てみました。
なんというか、実写動画はむしろミニチュアっぽくなるなぁ。これは眼球とカメラで見え方が違うから起こる現象なんだろうか……違うな。画面が小さいからだな。

あと、思ったより、チラつきません。

ただ、調子に乗って1時間近く見ていたら、すっげぇ目が疲れて、翌日までその状態が続きました。なのでプレイ後は、なにかしらのケアは必須かと。
ちなみに私は蒸気が出るアイマスクをつけて寝たり、キューピーコーワiを飲んだりしてますが、一ヶ月ほどこの生活を続けた結果、ドライアイになってしまいました。意識して瞬きを多めにしたほうがよいのではないでしょうか。
なんか、こう、まだ未知の領域っぽいんで体に何かしら影響あるんじゃないかしら、とか思うんですが、実態はどうか知りません。大事なところなのにすみません。

他に気になったのは、メガネのシャッターの同期のせいなのかなんなのか、やはり残像(右目の映像が左目にちょっとだけ出る、みたいな)は、でますね。オブジェクトのまわりにボウと現れる感じ。江原ナントカさんは、こう言うのが見えるんですかね。




■ゲームをする
DIRECTXゲームであれば、3Dvisionで立体視出来るようでして、作り手は意図していなくても立体視に対応している、と言うあたりがなんともワクワクしますよね。
まずは店頭デモでもお馴染みのストリートファイター4を入れてみました。

なんというか妙な感じですね…500円のガシャポンフィギアがじたばた動いているような感じ。いや、凄いんですよ、なんか変な感じ。

ゲーム個別でどう見えるのかは、このエントリよりあとに書かせていただくとして、他にも幾つか試して感じたこと、書かせていただければと。

ゲームによっては、いきなり色んな情報が目に入ってきて、どれにも焦点が合わせられずパニックになることがあるんですよ。つい、全部の映像に目線を合わせようとしてしまうんですね。
ただ、慣れれば注目すべきオブジェクトのみに視線を合わせて、不必要な情報は無視するようになるので、それまでは3D VISIONの受信機の裏側にある視差調節ダイヤルを弄くってみればよろしいかと。
立体感は損なわれるモノの、視差調整を最低にすれば視線は合わせやすくなるので、そこから徐々に慣らしていけば良いんじゃないですかね。

全く原理はわかりませんが、ゲームの場合、解像度を変えたら残像が無くなったりもしたのですが、別の理由かもしれません。
まあ、参考程度に。


■リフレッシュレートとゲームのフレームレート
さて3D Visionの必須条件として、100Hz以上のアナログCRTと言うのがありますね。これはリフレッシュレートの事ですな。
我が家は50~160Hzの範囲で垂直同期信号を表示できるので、当然使えるだろうと考えるわけですね。
で、額面通り受け取るなら、3D Visionを利用している間は100Hz以上で表示がされているのだろうと思うのですが、実際にCRTの受付信号表示を見ると、85Hz前後です。そして、3D時のベンチマークでは42コマ以上でません。

ちなみにPC側の設定では、モニターのリフレッシュレートは75 Hzと85Hzしか選べなくなっていて、今は85Hzにしています。同じモニターを使っているXPのPCでは100Hzが選択できるのですが、Windows7である当機では候補にすら出ません。
モニターのドライバを代えても駄目。とにかく85Hzより上は選択できないのです。

軽くネットで調べてみたところ、クリティカルな解決方法は見つからなかったんですが、Windows7かとnVIDIAの組み合わせだと起こる現象なんですかね?
もちろん解像度下げようが何しようが駄目。
要するに、我が家の今の環境だと、85コマ/秒が限界ってことなんですね。
これを3Dにすると、当然85/2=42.5コマとなってしまうわけですな。
そして、CRTで85Hz以上出せれば、3D Visionは使えるって事ですかね?推奨しないのでしょうけど。
で、我が家の場合、フレームレートを上げて楽しみたければ、最低限モニターを変えないといけない、ってことですね。うっぷす。
映画とかビデオはこれで良いけどゲームでこれはなぁ。
かつ出来るのにやれないってのはちょっと悔しいなぁ。

いや、1920*1440とかで100Hzとか無理なのはわかるんですよ。ただ1024*768ぐらいの解像度まで落とせば100Hz表示とかできんじゃないかと。もっと落とせば120Hzとかできるのでは。うーん。
 まあ、もともと、映ればいいや程度の心持ちだったんで諦めます。


次回からは具体的にゲームがどのように見えたかを書いていこうかと。

0 件のコメント:

コメントを投稿